新宿のブックファーストで何となく目についた
玉袋筋太郎著「新宿スペースインベーダー」を購入し読了。

玉ちゃんが育った界隈が、
ボクが通勤するビルの北側一帯だということを知っていたので、
それがこの本に手を伸ばす動機だったのではないかと、
ひと事のように思います。

新宿という繁華街と、
ボクが育った城北地域とでは、
街の環境に差があり過ぎますが、
あの時代の小学生がやっていたこと、
考えていたことは、
基本的に変わらないんだなぁと再認識。

三角ベース野球や駄菓子屋通い、
自転車を意味もなく全速力で漕いだり、
なんであんなに毎日同じことばかり繰り返して、
日々を過ごしていたんだろう、と懐かしい。

小学生の頃によく遊んでいた一帯には、
今では広くて便利な道路が、
かつての記憶を削り取るように走り、
何人かの友達の家があった場所を思い出すことを阻んでいる。

ボクが通った小学校は、
地域の子供の数が減って閉校になり、
つい最近インターナショナルスクールとして再開したらしい。

娘が小学生の頃に二人で近所の回転寿司に入ったら、
隣にボクが小学時代の担任の先生が座っていたことがあった。
先生がボクを子どものときと同じように呼ぶので、
少し可笑しくて笑っていたら、
娘もそれに気付いてつられて笑っていた。
先生に娘の学年を聞かれたので、
あの時のボクと同じ六年生ですよと答えた。