mrguppのブログ

2005年から始めたMIXIの日記をブログに移植しました。MIXIで使用した画像はうまいこと移動できなかったので後からひとつひとつ貼り付けています。ところどころMIXIならではのおかしな部分が残っていたらご容赦ください。

大震災以来、ずっと気分が乗らずにバイクから遠ざかっていた。
バイクといえどもハイオクのガソリンを20kmごとにぶちまけるわけで。
また、乗らないでいればバッテリー上がりが心配になるので、
バッテリーチャージャーを買った。
気持ちよくバイクに乗れる気分になるのは何時なんだろうと思ってた。

今日、空には何やら不気味な微粒子が含まれているのか、
どんよりと見通しが悪かったけれど天気は悪くなかった。
今日こそはと自分の気持ちも踏ん切れて、
久々にエンジンに着火してみるとバイクの調子は良かった。

首都高速から一度環八に降りて第三京浜に入り、
横浜新道を走って藤沢から湘南に出てみた。

ナビも地図もないけれど10代の頃からの勘に従って江ノ島へ進む。
もう防寒ウェアは着なくてもいい。
だから出発の準備もヘルメットとグローブだけと簡単で良い。
これくらいの気軽さが本来のバイクの楽しさでR。

その間、ポケットでiPhoneが何度か震えた。
「ゆれくる」という地震警報のアプリを入れたからだ。
地震が来ると知らされながらそれがどの程度のものかは、
バイクを運転しているとわからないままだ。

湘南まで辿り着くと江の電の走る姿を横目に見ながら、
腰越の鎌倉山納豆本店に行って
店頭ディスプレイに並ぶ数少ない納豆を買う。

宮城や茨城など納豆に欠かせない大豆の産地が
ダメージを食らっているせいで、
「お一人さま10個まで」と但し書きがされていた。
ボクはぎりぎり9つ買ってバイクの後ろに縛り付けた。
納豆を買うためだけに板橋区から湘南までバイクで走って来たのでR。

お店のお母さんが「バイクで来たの、あれ?まぁかっこいいわね!」
もちろん社交辞令だけど、
ありがとうございますと言って手を挙げて挨拶をして去った。
白いバイクは女のひとには好感度が高いのかも。
季節外れの湘南の海は穏やかでもなく激しくもなく、
ただ打ち寄せる波の潮の匂いだけがきつく鼻につく。
家に帰ったら潮を洗い流さないときっと錆びちゃうな。

もう少しすればこの道沿いは都会の繁華街のような人出で賑わう。
逗子から江ノ島までの道は細くて逃げ場のない一本道。
夕方になれば動かなくなったクルマの列さえ、
西日に晒された海原を眺めているだけで諦めることができる。

普通なら避けたい道だけれど特別な道だもん。
混んでいても海を見ながら走れるだけでこの道はボクには高揚感がR。
海辺を走る他所の同じような道とは全然違う、
ボクにとっては大学生時代以来の特別なイメージを持つ道だ。
久々に走る道として知らずにここを選んでいた。

帰り道に、三崎の手前で本マグロの中トロ冷凍を一冊買って、
ドライアイスをたくさん詰めて貰ってから高速道路に乗り、
東京方面に帰る。
おばちゃんがたくさんドライアイスを入れてくれたのでお尻が冷えてしまった。

横横から湾岸、箱崎を通って護国寺を抜けて家まで帰ったけれど、
ずっとなんだかパトカーと白バイが多く、
みんな牙を抜かれたようにのんびりと走っていた。

ヘルメットを脱ぐとシールドにはたくさん小さな虫が貼り付いていた。
くしゃみも少し治まった。
地震を恐れて家の中で小さくなっていたら、
気がつけばもう小虫が飛び交う春なんだね。\

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