mrguppのブログ

2005年から始めたMIXIの日記をブログに移植しました。MIXIで使用した画像はうまいこと移動できなかったので後からひとつひとつ貼り付けています。ところどころMIXIならではのおかしな部分が残っていたらご容赦ください。

2004年に公開された「東京原発」という映画がありました。
http://www.bsr.jp/genpatsu/main.htm
内容が内容だったために公開する映画館もかなり限られ、
新聞や雑誌、テレビでも映画評はなかなか紹介されませんでした。
それが何故なのかは前の日記を読んでいただければ想像がつくと思います。

だからボクがこの映画を知ったのは小さなフリーペーパーの映画評欄でした。
面白そうな映画なのに普段よく読む雑誌にはほとんど紹介されていない。
当時は不思議だなと思っていました。

今日、福島の原発事故の記事を読んでいたら急に思い出しました。

どちらかと言えばあまのじゃくなボクは、
映画館でこの映画の上映が始まるとすぐに観に行きました。
映画が始まってみると出演者はとても豪華ですけれど、
観るからに低予算で作られた映画で作りも安いテレビ番組のようでした。
しかし伝えようとするメッセージには強烈なものがありました。

日本国内で一番の電力使用地域は東京だ。
それなのにその電力需要のために新潟や福島といった地方に、
原子力発電所という脅威を押し付けている現状は、
誰にも納得できるものではない。
今回のような事故がどちらで起きても微妙に東京は避難範囲に入らないんです。

原発が安全だというならその最大需要地に立地させればいい。
それも新宿の東京都庁の裏の新宿中央公園に。
役所広司扮する東京都知事はそう言い出すのです。

この後で展開する核燃料を輸送する途中にテロリストが出て来て云々と、
コレ以降はちゃちなのでさておいておきましょう。

原子力発電が安心で安全な施設ならば、
別の土地の住民にその設備が持つリスクを背負わせることなく、
最大需要地に立地させれば良いと言う理屈はもっともなものだと思います。

現実にそうなればボクの今の職場は原発の隣となってしまいますけれど。
そうなれば長い送電線のなかでロスされる電力の無駄も省けます。
何よりその運営のための安心安全には細心の注意が払われることになるでしょう。

ではなぜ映画のなかではそんな提案がされても、
現実の世界ではそんなことはあり得ないのか。
答えは簡単です。
原子力発電はまだそこまで安心安全じゃないからです。

改めて今回それが証明されましたね。
この映画はこんな時だからテレビ局も放映してもらいたいものですが、
前述の日記のような事情があるためどの局でも放映されることは無いです。

だから皆さん、DVDを借りて観てください。
もしかしたら近所の貸しビデオ屋さんにも何らかの事情で置いてないかも。
だとしてもどうにかして観てもらいたいです。
そして考えてみて下さい。

仮に原子力発電を確実に安心安全に運用できるなら、
これはほんとうに夢のエネルギーなんです。
そのために日本人のなかでも最高級の知能が働いているのも事実です。

しかしこれは決して人間が開けてはイケナイ箱だったのかも知れないのです。
そしてそれはどちらが正しいのかは今の時代に生きる誰にもわからない。
だからいろいろな人の考えを聞いて、
みんなが自分なりにきちんと考えておくべきことなのではないでしょうか。

都知事選も始まります。

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