もう１０月ですね。
１０月は英語で書くとOctober。
Octというのは８を表わすんですね。
８角形はoctagon（オクタゴン）、
８本足のタコはoctopus（オクトパス）となります。
なんで８なのに１０月なんだろうと思って、
改めてカレンダーを見るとアレレ？となりました。

９月はSeptemberというけどSeptはSevenに通じて７を表わします。
１１月はNovemberですがNoveはイタリア語ではそのまま９。
１２月もDecemberのDecはデシリットルというように１０を表わします。

９月から１２月までの英語表記はそうやってなぜか２つずつズレていることに気付きました。
これはいったいなんなのでしょうね。



先日所用があってほぼ３０年ぶりに母校の中学校に足を踏み入れてきました。
校舎の雰囲気はまったく変わっていなくてただどんよりと旧くなっていました。
観音開きだったトイレの扉が新しくスライドドアになり、
コンクリート壁や金属製手摺のペンキが何度も塗り重ねられて、
そこに時間が積み重なっているのを感じました。
学校周辺は都内だけど開発が進むような立地でもないので、
校舎の廊下の窓から見える風景も当時と大きくは変わっていなくて、
休み時間に友だちとダベりながら眺めていた景色がそこにありました。
どんなと言えば良いのかわかりませんが不思議な気分でした。

毎日登下校で必ず使っていた下駄箱の並んだ玄関口、
休み時間に友だちとたむろしていた変わった形状の非常階段、
新校舎と旧校舎をつなぐ渡り廊下の役割をするスロープ、
この校舎の特徴的なディテールを見ていると、
その頃の出来事があれもこれもと湧き出すように思い出されてきました。
ボクがみる学園モノの夢ではこれらのディテールがいつも背景にあったことに気付きました。
「ああ、夢の場所はここだったのか・・・」

それがきっかけになったのか、
頭のなかに散らかる最近の出来事の残骸の下に埋もれていた
３０年前の記憶の断片たちが、
元のかたちを求めて再び集まろうとしているかのような感覚を、
頭蓋骨のなかの前頭葉のあたりで
むずむずと少し熱を帯びて感じ始めました。
一度途絶えていたニューロン同士の間でもう一度シナプスが繋がったのでしょうかね。



会社から支給される交通費で
ボクは４月と１０月の半年ごとに定期券を買っています。
ふと思ったのですが、今度買う定期券は社会人になって４０枚目になるんだなって。
買った定期券の数を数えるひとなんていないですよね。
でも、なんだか数えちゃった、というか計算してみちゃったんです。
いったいボクはなにやってんでしょうね。

今の会社を定年退職するまでにはあと３４枚の定期券。