mrguppのブログ

2005年から始めたMIXIの日記をブログに移植しました。MIXIで使用した画像はうまいこと移動できなかったので後からひとつひとつ貼り付けています。ところどころMIXIならではのおかしな部分が残っていたらご容赦ください。


新宿から電車に駆け込み、車内を見渡すと満席だった。
次の停車駅である渋谷でいかにも降りそうだ、と目星をつけたひとの前の吊り革に手をかける。
渋谷駅に着くと、案の定そのひとは電車から降りていった。
読みが当たったことに鼻の穴が膨らみそうになるのを理性で抑えた。
ちなみに夏休みの期間中だと、この読みは難易度を増す。

そんなことを表情に出さずにひと知れずひとりで内心喜んでいるとユカタカップルが入れ違いに乗ってきた。
ユカタカップルのことを、ここではさして意味もないがユタカップルと呼ぶ。
声に出して読んではイケナイ。
まったく別物であることがすぐにわかってしまう。
字面を目だけで読めばなんとなく許せる範囲じゃないかと。。。
どうでもいいですね。

そのユタカップルの彼女はなかなか似合っていたが、茶髪の彼氏の着こなしがまったくなっていない、コレが見事なほどに。
まるでネタやシャリが貧弱な手巻き寿司のようなものである。
しかもバカボンよりも上で帯を絞めている。
昆布〆か!?

「こんな時間からユカタか」
またもや表情には出さないようにしながら内心そう思っていた。
だってユカタは夕方でしょ。
・・・偶然です。おやじギャグでは決してない。

朝にユタカップルをみたら「コヤツら昨日は泊まりか」とボクらの目が泳いでしまうだろう。
が、わからんわけではない。
シチュエーションとして。

今何時?午後2時だぞ。
「ニートな午後3時」って歌がかなり昔に流行ったが、それよもり1時間も早い。
つまりその歌によると「ニート1時間前くらい」ということになる。

そんな時間のうちからユタカップルじゃイケナイだろう。
ただでさえ彼氏のほうはすでに普通のひとのユカタの22時頃の着崩れの様相を呈している。
これじゃ夕食の頃には彼氏がいったいどんないで立ちになっているのやら、見ず知らずのボクですらヒヤヒヤものだ。
控え目に見積もっても、みなさん身に覚えがあるであろう旅館ユカタの寝起き状態は必至だ。

彼らはこれからどこに行こうと言うのだ。。。




そんなこんなで仕事で出掛けた帰り道、駅で東スポ(120円)を買ってしまった。
普段は買わないスポーツ新聞がボクのお財布を開かせたのは「生放送中にキムタク赤っ恥」という大見出し。

わかっている。
わたしだって百も承知なのだ。
そんな大見出しに煽られて買って、読んでみれば大したことは書かれていない。

しかし今のテレビ界のジャニーズ至上主義で生放送中にキムタクが赤っ恥ということであれば、それはただ事じゃない(ような気がしたのだ)。
読んでみたら本当に大したことじゃなかった。

27時間テレビの際「ネプリーグ」のファイブリーグのコーナーに、キムタクは「HERO」の出演者4人と登場。
「松尾芭蕉の句『古池や かわず飛び込む ■■■■■』を■にひらがな5文字を入れて完成させる」という問題が出題された。
キムタクは1字目を当てる役だ。
普通小学生でも「み」と書けますよね。
キムタクは「い」と書いた。
その瞬間から番組スタッフは騒然とする。
「俺、芭蕉派じゃないから」とトボケたキムタク。
それ以降、なぜかとても難しい回答の正解を連発するキムタク。。。

ザッツ スポーツ新聞!

そこに会社の知り合いの女性が通りがかり、ボクが持つ新聞を覗き込みながら、こう言った。
「どうしたんですか?GUPPさん、すごく疲れた顔してますよ」




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