mrguppのブログ

2005年から始めたMIXIの日記をブログに移植しました。MIXIで使用した画像はうまいこと移動できなかったので後からひとつひとつ貼り付けています。ところどころMIXIならではのおかしな部分が残っていたらご容赦ください。


高島平から首都高速道路に乗って横浜に向かって走る。混雑状況を示す掲示板は、都心の環状線のどこを走ろうとしても渋滞していることを赤く示している。板橋区役所で東側に回り込んでぐるぅ~っと大回りで都心部を回避し、小菅、新木場を経由して湾岸線に出る。出るには出たが普段の日と比べるとかなり時間がかかった。

その日は昨年亡くなった伯母の一周忌の法事。鹿児島日帰りの前の日のことです。11時からの法事なので9時半には家を出て、普通なら30分はゆとりがありそうなんですが、高速道路の混雑でギリギリです。
目的地は東神奈川出口を出たところなので湾岸線から横羽線に乗り込む。羽田や川崎の工業地帯を左に見ながら、片側二車線のちょっと古びた高速道路を気持ち急いで走る。時間のことが気になってついついスピードが出る。とは言うものの二車線しかないので周りの車の流れから抜きんでて走ることはできない状態。
その時、前の車が急にブレーキを踏んだ。車間が急激に狭まる。追い越し車線へハンドルを切りアクセルを踏み、前の車を抜きにかかる。と、赤い稲妻が、、、
悪名高いオービスでんがな!!それが1月末のこと。

2月の末に車の持ち主は出頭せよ、そんなお知らせが届く。
しかし、そのお知らせを見た瞬間に「ん?!」撮影時間が10時57分となっているのに気付く。その時間は法事会場付近でしたよ。時間違うじゃん!しかし慌てない慌てない。親戚に電話。自分が11時には法事の会場にいたことを確認。事実確認オッケー!

指示された日に出頭。段取り通りと思われる説明があり写真の確認。ありゃりゃ!!赤外線写真のせいか夜にフラッシュ撮影したような写真に、クルマのナンバーもしっかり写っていてグゥのネも出ないとはこのことです。
速度の確認。ハイこれと指さされた先に118という数字。50キロ以上速度超過は12点減点の10万円以下の罰金。

警「で、どうしてそんなに速度を出していたんですか」
G「前の車が急にブレーキを踏んでそれを回避しようと、、、普段はそんなに出さないんですけど」
警「まあ写真に写っている事実をもとに話しているわけですから、あなたが普段どうかなどは関係ないんですよ」
G「・・・」
警「ではこれで間違いが無いようならこちらに署名捺印してください。そうすれば略式裁判と言うことになります」

G「あの」
警「はい?  なんです?」
向こうは余裕シャクシャクの態度だ。
G「あのー、この時間、間違ってるんですけど」
警「え?時間?」
G「そう。11時には伯母の法事会場にいて57分にここを走っていることはあり得ないんです」
警「・・・」
G「昨日、親戚に電話で確認してみたんですが11時に会場にいたことは確認済みなんです」
警「どこで法事だったの?」
G「横浜駅の近くの会館です。3分じゃ着かないでしょ」
警「機械の時計が狂っているとでも?」
G「いいえ、時計が壊れているとか狂っているなんて言ってません。その時間にはそこを走っていません、と言っているだけです」
警「・・・」
G「だから時間に間違いがあると思うので署名捺印はできません」
警「あのね、あんまりこの時間は関係ないよ」
あ、こちらが期待してたことを言っちゃったよ
G「え!?だってさっきここに写っている事実をもとに話しているって言いましたよね」
警「ここで否認したら、あなた実際の裁判に行くことになるんですよ。そうなれば弁護士費用もかかるし、裁判には時間もかかる。今まで裁判まで持ち込んで無罪になった実例はないんだよ。あなたも仕事してるんでしょ。時間も費用もすごくかかった上でメリット無いんですよ。ここでちょっと時間は違うようだけど、違反はしたんだからってハンコ押せば次に交通裁判所行って罰金払ってしばらく免停になれば済むんだよ。それにね親戚のような身内の証言は有効な証拠にはなりませんよ」

出たよ!畳みかけてきたよ。そういう話の摩り替えね。会館の係員も坊さんもいるもん。

ペンとメモをカバンから取り出す。
G「あなたの階級と氏名を教えて下さい」
警「な?  ○○○○の○○○○ですが」
G「写真の時間は関係ないと言いましたよね」
彼は書類の束を持ってその場を去ると上司らしき人物を連れて来た。同じ口調で説得が始った。このとき出頭してから1時間半。また時間は関係ないと言う。時間のことには慣れていないんだな。
G「階級と氏名を教えて下さい」
警「ん?」
G「時間は関係ないとおっしゃるなら、裁判のためにあなたの階級と氏名を控えておきたいんです」
警「・・・○○○○の○○○○ですが」
なんでふたりとも語尾が「ですが」なんだ。「何か問題でも?」とでも続くのか?

否認事件であれば普通ならこのあと検察から出頭要請があり、ここで事実確認をした上で起訴されれば裁判になる。検察が起訴するだけの証拠がない、あるいは起訴するまでもなしと判断すれば、不起訴あるいは起訴猶予ということにもなる。実際にはそのどちらかの可能性がかなり高いらしい。しかし、ボクの場合しっかりした証拠があるから、こちらとしてはしっかり裁判に持ち込んでもらっても大いに結構なんである。仮に裁判に負けたとしても減点も罰金も略式の場合とほとんど変わらないのです。

あれから3週間。いまのところ何の音沙汰もない。




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